はじめに
新潟といえば米どころとして知られていますが、実は「もち」も絶品なんです。その中でもひときわ注目されているのが「〆張りもち(しめはりもち)」。地元の風土と文化が詰まった伝統的な逸品で、一度食べたら忘れられない、しっかりとしたコシと深い味わいが特徴です。
〆張りもちとは?
〆張りもちは、新潟県村上市の特産品で、特に粘り気が強く、もち米本来の甘みを活かした逸品です。名前の由来は、木材を縛る際に使われた「しめはり縄」のように強いコシがあることから。昔から保存食や贈答品として親しまれてきました。
もち米には、新潟県産の「こがねもち」や「わたぼうし」といった高品質の品種が使用され、蒸し・つき・成形といった工程をすべて手作業で行う職人技が詰まっています。
地元ならではの楽しみ方
〆張りもちは、ただ焼いて食べるだけでなく、あんこやきな粉と合わせたり、雑煮に入れて味わうことも。中には、よもぎを練り込んだ風味豊かなバリエーションもあり、地域によってさまざまな味が楽しめます。
また、昔ながらの竹皮包みで販売されるものもあり、その素朴なビジュアルも人気の理由です。
どこで買える?
〆張りもちは村上市の道の駅や地元の和菓子店のほか、オンラインでも購入可能です。特に年末年始やお正月シーズンには需要が高まるため、早めの予約がおすすめ。
おわりに
〆張りもちは、新潟が誇る“米文化”の真髄ともいえる伝統食。観光で訪れた際は、ぜひ一度手にとって味わってみてください。もち好きならきっと虜になるはずです。
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